酒井海幕長「韓国海軍と協力・交流推進」 レーダー照射再発防止合意を評価

AI要約

酒井良海上幕僚長は、韓国海軍による海上自衛隊機への火器管制レーダー照射問題に関し、日韓防衛相会談で再発防止策に合意したことを述べた。

再発防止策の徹底や韓国海軍との防衛協力・交流推進に取り組むことを強調。

合意ではレーダー照射の有無など事実解明が棚上げされたことに対し懸念を示したが、隊員への説明・指導を確約した。

酒井良海上幕僚長は4日の記者会見で、韓国海軍による海上自衛隊機への火器管制レーダー照射問題を巡り、日韓防衛相会談で再発防止策に合意したことを受けて「再発防止策の徹底を図るとともに韓国海軍との防衛協力・交流の推進に努めていく」と述べた。

合意に関し「隊員の安全確保が担保され、地域の安全保障環境の安定化に貢献できる基盤を再構築できたことは大きな進展だ」と評価した。

一方、合意ではレーダー照射の有無など事実解明が棚上げされたことについては「懸念や不安を覚えている隊員が仮に存在するならば、私の責任において指揮系統を通じてしっかりと説明、指導していく」と強調した。