清宮父経営の「立。食いうどん絵空事」が米国の建築賞を受賞

AI要約

建築デザインを手がけるデザイン設計事務所のsawa architects(代表・小澤拓夢)が米ニューヨークを拠点にする世界的な建設プラットフォーム「Architizer」主催の建築賞「A+Awards2024」を受賞。

小澤さんが設計を手がけたのは、東京・原宿の「立。食いうどん絵空事」で、1000平方フィート以下のレストラン部門で審査員賞を受賞。他にも幅広い分野の作品が選ばれた。

同店は木造の建物に赤や黄色のイラストが描かれた華やかな看板が特徴で、立ち食い文化や木造建築を利用した斬新なデザインが評価された。

清宮父経営の「立。食いうどん絵空事」が米国の建築賞を受賞

建築デザインを手がけるデザイン設計事務所のsawa architects(代表・小澤拓夢)が3日、「A+Awards2024」を受賞した。米ニューヨークを拠点にする世界的な建設プラットフォーム「Architizer」主催の建築賞で、今年で12回目となる。

 小澤さんが設計を手がけたのは、東京・原宿の「立。食いうどん絵空事」。1000平方フィート(約90平方メートル)以下のレストラン部門で審査員賞を受賞した。ほかにも病院、レストラン、家など幅広い分野があり、100作以上が選ばれた。日本人による作品では、昨年の幼稚園部門第1位の株式会社EA(代表取締役・東海林健)に続き2年連続。

 木造の建物に赤や黄色で鮮やかなイラストが描かれた華やかな看板が目立つ同店。海外では珍しい日本の立ち食い文化や木造建築をそのまま利用したことなどが評価された。

 受賞を受け小澤さんは、「15平方メートルという圧倒的な狭さのお店で審査員に一番をもらえたことは日本的な立ち食いや狭い土地の使い方などの文化を含め、海外からも高い評価を得られたからだと思う」と喜びの声。「いつも人を場所にスポットライトを当てた設計を目指しているが、(同店では)立ち食いしている人が主役になる空間を目指した」と設計のポイントも明かした。

 グルテンフリーの玄米粉うどんが人気の同店は、早大やヤマハの監督も務めた元ラグビー選手で、現在は株式会社ドットピースの代表を務める清宮克幸さんと株式会社Source(代表・田端知明)が共同経営。息子で日本ハムの清宮幸太郎内野手ら野球選手がSNSで拡散したことで、野球ファンにも広く知られている。また原宿駅から徒歩10分の好立地で、外国人も数多く訪れている。