岸田総理の発言に周囲がア然…!暴走を裏付ける「まさかの一言」

AI要約

岸田文雄総理が「ハイ」になっている様子や「7月解散」説の布石が急浮上している状況が描かれている。

茂木敏充幹事長と石破茂氏を中心に、岸田総理の暴走を阻止しようとする動きが活発化している様子が語られている。

岸田総理の万博計画提案など、異なる視点や野心を持つ人々の動向が交錯している様子が描かれている。

岸田総理の発言に周囲がア然…!暴走を裏付ける「まさかの一言」

 あれはもう、パンチドランカーだな。打たれ過ぎて正気を失い、本当はもう限界なのに、ガンガン前に出ていく―自民党旧岸田派の議員がこう呆れるほど、岸田文雄総理はいま「ハイ」になっているという。

 そんな中、急浮上した「7月解散」説には、布石があった――。

 前編記事『「もはや限界」…崖っぷちの岸田総理が青ざめた、衝撃の「重大情報」』より続く。

 5月27日、超党派の新憲法制定議員同盟が東京・平河町で開催した「新しい憲法を制定する推進大会」。憲法改正の必要性を訴える各党の幹部らが集ったこの会に、岸田総理はビデオメッセージを寄せ「国会の発議を見据えた議論をしていかなければ、いつまでも憲法改正は実現できない」と力説した。

 前出の閣僚経験者いわく「これも『憲法解散』への布石」だ。

 もはや不気味とさえいえる岸田総理の言動を目の当たりにして、次を狙う者たちは焦りを隠さない。なんとかして「暴走解散」を止めようとしている筆頭格が茂木敏充幹事長だ。自民党ベテラン議員が明かす。

 「これまで茂木は政治資金規正法改正で一切汗をかいてこなかった。

 ところが、岸田が会期延長による7月解散を画策していると知るや、『なんとしても阻止せねば……』と奔走を始め、公明党と会期延長を防ぐための改正法案協議の早期決着を話し合い出した。結果、公明党は自民党に歩み寄りを始めた。

 茂木が狙っているのは、6月中に改正法案を成立させ、岸田に解散の一手を打たせないこと。そうすれば総裁選に持ち込み、推薦人が足りない岸田を『不出馬』へと追い込める」

 もう一人、総理の暴走に警戒心を募らせているのが石破茂氏だ。同氏に近い自民党議員が明かす。

 「先日、麻生太郎さんが親しい議員らに『河野太郎は次の総裁選には出さない』と漏らしたという情報が駆け巡った。これを聞いてから、石破さんはやたらと機嫌がいいんです。同じく国民人気が高い河野さんが総裁選に出ないなら、自分が選ばれる可能性はグンと高まりますからね」

 石破氏の「岸田封じ込め戦略」は極めてシンプル。自分が総理になって選挙をやれば自民党は勝てると内外にアピールして、一人でも多くの「岸田支持者」の目を覚まさせることだ。

 「石破さんは側近の赤澤亮正議員を菅義偉元総理の番頭である坂井学議員のところに送り込み、総理になったあとの政策や政権運営について、彼らを通じて菅さんと協議していると聞きます。『金利を正常化する』『少子化対策のために男女間の所得格差を解消する』など具体的な政策を立案中で、まもなく発表する予定です」(同)

 ドミノ倒しのように続く選挙敗北。その最後が衆院選での大敗北になっては、岸田政権はおろか自民党が終わってしまう。そんな危機感と総理の座への野心を抱いた者たちが奔走するが、当の岸田総理はまったく別の景色を見ているようだ。日中韓首脳会談の途中、岸田総理は中韓の首脳にこう提案したという。

 「来年の大阪万博も、3国で盛り上げましょう!」

 この発言を聞いた政府関係者は「この人は、万博まで総理をやる気なのか……と驚いた」と明かす。はたしてこれは、打たれすぎたがゆえに頭の中に浮かんだ「妄想」か、それとも博打の勝算があるがゆえの「約束」なのだろうか。

  「週刊現代」2024年6月8・15日合併号より

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 つづく記事『「小心者すぎる」「アイツだけは許せん」…自民党「大物議員」が党内で総スカン! 「総裁なんてなれっこない」人望ゼロのワケ』では、 いま党内でささやかれている、有力代議士の“本当の評判”について、迫っています。