幼い姉妹3人を殺害した罪に問われている母親の裁判 検察側が懲役25年を求刑

AI要約

愛知県一宮市の住宅で幼い姉妹3人を殺害した母親の裁判で、検察側は懲役25年を求刑しました。

遠矢姫華被告は3人の子供たちを首を絞めて殺害した罪に問われており、無罪を主張する弁護側との対立がある。

最後に被告は謝罪の言葉を述べ、判決は6月11日に言い渡される予定です。

幼い姉妹3人を殺害した罪に問われている母親の裁判 検察側が懲役25年を求刑

おととし2月、愛知県一宮市の住宅で幼い姉妹3人を殺害した罪に問われている母親の裁判で、検察側は懲役25年を求刑しました。

起訴状などによりますと、一宮市の無職・遠矢姫華被告(29)は、おととし2月、一宮市の自宅で長女の姫茉梨ちゃん(当時5)、二女の菜乃華ちゃん(当時3)、三女の咲桜ちゃん(当時生後9か月)の首をコードのようなもので絞めて、殺害した罪に問われています。

これまでの裁判で、遠矢被告は起訴内容を認めていましたが、弁護側は、犯行時、心神喪失で責任能力がなかったとして無罪を主張しています。

4日に開かれた裁判で、検察側は「事件後の取り調べで、犯行状況や経緯を詳細に生々しく語っていて、自身の行為を認識していた」「子どもたちの意思を考えることなく、一方的に無理心中の行為に及んだ」などとして懲役25年を求刑しました。

最後に、遠矢被告は、証言台の前に立ち、約2分間黙ったあと、「重大なことをしてしまい申し訳ありません」などと述べました。

判決は、6月11日に言い渡される予定です。