長期金利、一時1.1%台 約12年ぶり高水準

AI要約

長期金利の上昇が続いており、東京債券市場では新規発行10年物国債の利回りが1.1%まで上昇した。

この利回りはおよそ13年ぶりの高水準であり、2011年以来の1.1%を記録した。

市場では日銀の金融政策の正常化が進むとの観測から金利上昇圧力が高まっており、住宅ローンや定期預金金利にも影響する可能性がある。

長期金利の上昇が続いています。東京債券市場では、新規発行10年物国債の利回りが上昇し一時、1.1%を付けました。およそ13年ぶりの水準です。

 長期金利の代表的な指標となっている10年物国債の利回りは、29日につけた1.075%よりも、さらに上昇し1.1%台に乗りました。

 1.1%台は2011年7月以来、12年10カ月ぶりの水準です。

 市場では、日銀による国債の買い入れ減額や追加の利上げなどといった金融政策の正常化が進むのではないかとの観測から、金利上昇の圧力が高まっています。

 上昇が続く長期金利は、住宅ローンの固定型金利や定期預金金利の指標となっていて、これらの金利の引き上げにつながる可能性があります。