〔NY外為〕円小動き、157円近辺(24日)

AI要約

円相場は1ドル=157円近辺で小動きとなり、週末為替市場は狭いレンジでの商いとなった。

米耐久財受注や消費者景況感指数は事前予想を上回る結果だったが、相場の反応は一時的であった。

初日のG7財務相・中央銀行総裁会議では円相場に触れられたものの、特に市場への影響は見られなかった。

 【ニューヨーク時事】週末24日のニューヨーク外国為替市場では、円相場は1ドル=157円近辺で小動きとなった。午後5時現在は156円91銭~157円01銭と、前日同時刻(156円92銭~157円02銭)比01銭の円高・ドル安。

 週明け27日の米メモリアルデー(戦没者追悼の日)に伴う連休を控えて、積極的な商いが手控えられ、終日にわたって狭いレンジでの商いとなった。この日発表された4月の米耐久財受注は前月比0.7%増(市場予想0.8%減=ロイター通信調べ)、米ミシガン大学が発表した5月の消費者景況感指数(確報値)は69.1(同予想=67.5)と、ともに事前予想を上回る内容となったが、相場の反応は一時的だった。

 先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が24日、イタリア北部ストレーザで開幕した。初日の討議終了後に記者団の取材に応じた財務省の神田真人財務官は、最近の円安を念頭に「必要に応じていつ何時でも適切な措置を取っていく」と述べたが、特に材料視されなかった。円相場は前日、日本政府・日銀が為替介入を行ったとみられる1日以来、約3週間ぶりに157円台をつけていた。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0841~0851ドル(前日午後5時は1.0810~0820ドル)、対円では同170円18~28銭(同169円67~77銭)と、51銭の円安・ユーロ高。