神田財務官「過度な為替変動には適切な措置許されている」…G7会議後、記者団に述べる

AI要約

財務省の神田真人財務官はG7財務相・中央銀行総裁会議後、経済への影響が懸念される場合には適切な措置を取るべきだと述べた。

円相場が約3週間ぶりの円安水準になり、日本政府は為替の過度な変動が悪影響を与える可能性を強調している。

特に米国との意思疎通を強調し、今後も緊密な連携を続ける考えを示した。

 【ストレーザ(イタリア北部)=田中宏幸、秋山洋成】財務省の神田真人財務官は24日、イタリア・ストレーザで開かれている先進7か国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席後、「過度な変動が発生し、経済に悪影響を与える場合には適切な措置を取る必要があり、許されている」と記者団に述べた。

 24日の東京外国為替市場の円相場では、1ドル=157円台を付け、約3週間ぶりの円安水準となっていた。

 神田氏は「とりわけ米国とはこれまで極めて緊密な意思疎通を続けてきており、今後も続けていく」とも述べた。会議では、日本政府は「為替の過度な変動が経済に悪影響を与えうる」との従来合意を改めて主張したという。