大阪土産なら「みすたぁわらかす」…手作り菓子で「笑わせ」ます

AI要約

黒蜜味のわらび餅ときな粉風味のカステラが口の中で広がる

大阪の老舗「みどり製菓」が手作りの「わらかす」を開発

全国に広めたい「笑かす」文化を込めた土産品

 黒蜜味のわらび餅のもちもちとした食感と、きな粉風味のカステラの優しい味わいが、口の中いっぱいに広がる。「和」と「洋」のバランスがよく、コーヒーや紅茶、日本茶にも合う。

 大阪市の老舗「みどり製菓」が「大阪土産といえば、これだ」という菓子を作ろうと、名前から考えた。わらび餅の「わら」にカステラの「かす」で、「わらかす」。相手を「笑わせる」という意味の大阪の言葉にちなんだ。餅とカステラが分離しないよう試行錯誤を繰り返し、商品化までに1年をかけた。

 創業以来、製品は手作りを貫き、地場産の卵を使う「わらかす」も従業員が丁寧に仕上げる。2019年から大阪の空港や駅で売り出し、看板商品に成長した。

 「みどり製菓」専務の翠大輔さん

 「お土産として手渡す時は、箱を開けて『わらかす』の名前の由来も説明し、会話に花を咲かせて、笑ってもらいたいと思います。大阪の『笑かす』文化が、全国に届くことを願っています」

 6個972円、10個1620円(税込み、送料別)。注文はウェブサイトで。

 全国各地の郷土色豊かな味覚。お取り寄せもできる「ふるさとの逸品」を紹介します。記事中の値段などは紙面掲載時のものです。