ドイツ銀、S&P500年末予想を5500に引き上げ 主要社で最高

AI要約

ドイツ銀行は、2024年末時点の米S&P総合500種指数の目標を5500に引き上げた。

株価のバリュエーションを支える企業の好決算が要因。

新たな目標のレンジは5100-5500で、上限値は4%上回る。

ドイツ銀行はS&P500企業の1株利益(EPS)予想も上方修正し、経済成長がトレンドを上回る状態が続けばEPSは271ドルに達すると予想している。

ドイツ銀、S&P500年末予想を5500に引き上げ 主要社で最高

[20日 ロイター] - ドイツ銀行は、2024年末時点の米S&P総合500種指数の目標を主要証券会社の中で最高となる5500に引き上げた。企業の好決算が株価のバリュエーションを支えるとみている。

ドイツ銀はこれまで、24年末の目標を5100としていた。

新たな目標のレンジは5100―5500。上限値は直近終値を約4%上回る。

オッペンハイマー・アセット・マネジメントも年末目標を5500としている。

一方、モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は20日、S&P500が2025年6月までに5400に達すると予想。増収率の堅調な伸びを反映し、今後2年は増益率も改善すると見込んだ。

ドイツ銀はまた、S&P500企業の1株利益(EPS)予想を250ドルから258ドルに引き上げた。経済成長がトレンドを上回る状態が続けば、EPSは年内に271ドルに達すると予想している。