ANA 航空機の支援車両を電気自動車化 コスト減に期待

AI要約

ANAグループは、航空機を地上で支援するエンジン車を電気自動車化する取り組みを始め、廃棄対象となった車両を電気自動車に改造することで、使用期間を延長し、充電時間も短縮する効果があるという。

航空需要の回復に伴い、電気自動車化された車両の価格は上昇しているが、コストの抑制が期待されており、夏までに実際の運用を目指す計画である。

また、ANAはバイオ燃料を使用する支援車両を導入し、陸上での脱炭素化を進める実験も行っている。

ANA 航空機の支援車両を電気自動車化 コスト減に期待

 ANAグループは、航空機を地上で支援するエンジン車を電気自動車化する取り組みを、国内航空大手で先駆けて始めました。

 公開された車両は元々、軽油を燃料とするエンジン車でした。29年間使われて廃棄対象になったものを、モーターで動く電気自動車にしました。これまで平均20~25年で廃棄されていたものが15年程度長く使えるようになるほか、最短60分の充電で1日使用できるということです。

 航空需要の回復でこうした車両の価格は上昇していて、コストの抑制も期待できることから、夏をめどに実際の運用を目指すということです。

 ANAはまた、5月、別の支援車両の燃料で、軽油と比べてCO2排出量を7~9割削減できるバイオ燃料に置き換える実験を始めるなど、陸上での脱炭素を加速させています。(ANNニュース)