首位は合計7兆円超「10年間配当総額」TOP300社 10年で1兆円を超える配当を出したのは19社に

AI要約

株主還元の一環として、10年間の配当総額が多い順にランキングされた記事。高い配当性向を持つ企業もあり、利益よりも多くの配当を出す企業も存在する。

トヨタ自動車がトップで、15社が配当性向30%以上で1兆円以上の配当を出している。武田薬品工業は利益よりも多くの配当を出してきた。

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首位は合計7兆円超「10年間配当総額」TOP300社 10年で1兆円を超える配当を出したのは19社に

 モノ言う株主からの圧力も強まり、近年は株主還元の一環として、配当を増額する会社が増えてきた。そこで今回は、10年間の配当総額の多い順にランキングを作成した(変則決算が含まれる会社や10年以内に新規上場した会社は対象外)。

 併せて10年間の純利益の合計に対する、同期間の配当総額の割合(配当性向)も記載している。

 会社は稼いだ利益を成長のための投資に充てたり、将来に備えて内部留保をしたりする必要もある。業態や成長フェーズなどによって配当性向の適正水準も変わってくる。

■純利益以上の配当を出す会社も

 首位はトヨタ自動車。10年間の配当総額は7兆0027億円と断トツだ。配当性向は27.7%で、投資にもお金をかけている。

 7位の武田薬品工業は、配当性向151.6%と、利益よりも多くの配当を出した。純利益が期によって大きく変化するのに対し、高水準の配当を毎期安定して出してきたことがその要因だ。

 全体では10年で1兆円を超える配当を出したのは19社にのぼった。うち15社は、配当性向30%以上だった。

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■10年間の配当総額1~50位

■10年間の配当総額51~100位

■10年間の配当総額101~150位

■10年間の配当総額151~200位

■10年間の配当総額201~250位

■10年間の配当総額251~300位