大統領選敗北ならイスラエル消滅も、ユダヤ系に責任=トランプ氏

AI要約

トランプ氏は、ハリス副大統領に敗北した場合、ユダヤ系米国人がイスラエルの消滅に責任があると主張。

トランプ氏は、ユダヤ系有権者の支持率がハリス氏をリードしていることに不満を表明。

トランプ陣営は、ユダヤ系有権者を取り込むことを重要視している。

大統領選敗北ならイスラエル消滅も、ユダヤ系に責任=トランプ氏

Gram Slattery Tim Reid

[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ前米大統領は19日、再選を目指す11月5日の大統領選で民主党候補のハリス副大統領に敗れた場合、イスラエルは2年以内に消滅する可能性が高いとし、民主党を支持する傾向にあるユダヤ系米国人にその責任の一端があると述べた。

共和党候補のトランプ氏は、ワシントンで開催されたユダヤ系米国人団体「イスラエル・アメリカン・カウンシル」の会合で演説。

「もし私が大統領選に勝たなければ、ユダヤ系の人々は本当に多くの責任を負うことになるだろう。ユダヤ系有権者の60%が対立候補に投票することになれば、イスラエルは、私の考えでは、2年以内に消滅するだろう」と語った。

また、ユダヤ系米国人の中の支持率でハリス氏にリードを許していることを嘆いた。トランプ氏は、ハリス氏が米国のユダヤ系有権者の間で60%の支持を得ているという世論調査を引き合いに出したが、どの調査を引用したかは不明。自身が勝利した2016年の選挙と、民主党のバイデン大統領に敗れた20年の選挙で、ユダヤ系からの得票が30%以下だったことを残念がった。

トランプ陣営は、主要激戦州のユダヤ系有権者を取り込むことを優先課題としている。