電話でAIが認知機能チェック…わずか6分で“約1000項目”を診断 NTTコム「おもいでダイヤル」のサービス開始 過去の記憶呼び起こし“脳の活性化”

AI要約

NTTコミュニケーションズは、電話で思い出話をすることで生成AIが脳の認知機能をチェックするサービスを開始した。

AIが日付や思い出の会話内容、声のトーンから脳の状態を判定するという。

「おもいでダイヤル」を利用することで、簡単に脳の健康をチェックできる。

電話でAIが認知機能チェック…わずか6分で“約1000項目”を診断 NTTコム「おもいでダイヤル」のサービス開始 過去の記憶呼び起こし“脳の活性化”

NTTコミュニケーションズは、電話で思い出話をすることで生成AIが脳の認知機能をチェックする「おもいでダイヤル」のサービスを開始した。AIが日付や思い出の会話内容、声のトーンから脳の状態を判定するという。

9月21日の「世界アルツハイマーデー」を前に、NTTコミュニケーションズは、電話で思い出を話すことで、生成AIが脳の認知機能をチェックするサービスを始めた。

この電話サービスは、今日の日付と生年月日に加え、懐かしいテレビ番組や音楽などの思い出話をすることで、生成AIが会話の内容や声のトーンなどから認知機能の状態をチェックするものだ。

NTTコミュニケーションズ スマートヘルスケア推進室・横山彰之主査は、「脳の健康をチェックするという行為を、皆さん体重計に乗っていただくのと同じぐらい簡単に、誰でもが毎日チェックできるような環境を実現したい」とコメントした。

ここからは、フジテレビ・遠藤玲子キャスターが解説する。

遠藤玲子キャスター:

電話一本で、生成AIが手軽に「脳の認知機能」をチェックしてくれます。

SPキャスターパックン:

体重計に乗るぐらい手軽というのは、画期的ですね。

遠藤キャスター:

この「おもいでダイヤル」が、どのような流れで認知機能を判断していくかというと、まず今日の日付や年齢などの質問に回答します。その後、AIが昭和時代の懐かしい記事を読み上げ、それを元にAIが質問してきます。

「あなたの思い出について聞かせてください」「当時は…」など、何往復か会話をしていくうちに、最終的にAIが脳の状態を「元気な状態です」、または「脳の健康に変化が見られます」というように、2段階で状態を教えてくれるという流れです。

所要時間としては、全体で約6分かかるものです。実際に私も電話してみました。

AI:

昭和40年代、一般家庭にも次々と電話が引かれました。電話にまつわる思い出を聞かせてください。

遠藤キャスター:

姉の彼氏からから家に電話がかかってくると、父よりも早く電話に出ないといけなかったので、私が代わりに電話番をしていました。とにかく電話がちょっとでも鳴った瞬間に出る。それが私の使命でした。

AI:

急いで出た時のドキドキやわくわく感がよく伝わります。

青井実キャスター:

会話が結構自然ですね。