メルセデス・ベンツ、通期コア利益見通しを再度下方修正 中国販売不振

AI要約

メルセデス・ベンツは中国における高級車の販売減少を理由に、2024年通年の調整後売上利益率を下方修正した。

中国の低消費や不動産セクターの低迷が続き、国内総生産の伸びが鈍化していることから、会社は通期の利益見通しを調整した。

修正により、カーズ部門の下半期の調整後売上利益率は6%に見込まれ、グループ全体のEBITや産業部門のフリーキャッシュフローも前年比大幅に下回る見通しとなった。

メルセデス・ベンツ、通期コア利益見通しを再度下方修正 中国販売不振

[フランクフルト 19日 ロイター] - ドイツ自動車大手メルセデス・ベンツは19日、2024年通年の調整後売上利益率を従来予想の10─11%から7.5─8.5%に下方修正した。引き下げは2カ月足らずで2度目となる。中国で高級車の販売減少が続いていることが理由。

中国で低調な消費や不動産セクターの低迷が続き、国内総生産(GDP)の伸びが勢いを失っていることから、同社はメルセデス・ベンツ・カーズ部門とメルセデス・ベンツ・グループの通期調整後利益見通しを調整した。

今回の修正で、カーズ部門の下半期の調整後売上利益率は6%程度になると見込まれる。またメルセデス・ベンツ・グループ全体の利払い・税引き前利益(EBIT)は、前年の水準を大幅に下回り、グループの産業部門のフリーキャッシュフローも前年を大きく下回る見通しとなった。