〔東京株式〕上げ幅縮小=ドル円は上昇一服(19日後場寄り付き)

AI要約

後場の日経平均株価は825円08銭高の3万7205円25銭で始まり、外国為替市場の円相場が影響を与えて利益確定の動きが出やすい状況だ。

前引け時点で日経平均株価は904円26銭高の3万7284円43銭で終了し、海外売上比率の大きい業種を中心に買い戻しが広がった。

10時18分時点では日経平均株価は800円超の上昇となっているが、利益確定売りが上値を抑えている状況である。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比825円08銭高の3万7205円25銭と、前引けに比べて上げ幅を縮めて始まった。外国為替市場のドルの対円相場は1ドル=144円手前で頭打ちになって143円に近づいており、株式市場でもいったん利益を確定する動きが出やすい状況だ。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比904円26銭高の3万7284円43銭、東証株価指数(TOPIX)は60.09ポイント高の2625.46と、ともに大幅続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に為替が円安に振れ、海外売上比率の大きい業種を中心に買い戻しが広がった。日米の金利上昇を背景に、銀行など金融株の上昇率も大きくなった。

 84%の銘柄が値上がりし、14%が値下がりした。出来高は9億0016万株、売買代金は2兆0641億円。

 業種別株価指数は33業種すべて上昇し、保険業、輸送用機器、海運業、非鉄金属、卸売業、サービス業の値上がり率が大きかった。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は続伸。出来高1億6789万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreは大幅高。

 (10時18分)日経平均株価は大幅高でもみ合っている。3万7000円台を回復し、一時上げ幅は800円を超えたが、利益確定売りなども出て上値を抑えている。東証の業種別株価指数は33業種すべてプラスで推移し、特に輸送用機器の上昇率が大きい。「自動車株には米連邦公開市場委員会(FOMC)後の円高を警戒していた投資家から買い戻しが入っている」(国内証券)という。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見などを受けて米国の利下げペースは予想より緩やかになるとの見方が出て、日米で債券利回りが上昇しており、保険など金融株も上昇率が大きい。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比578円76銭高の3万6958円93銭と大きく値を上げて始まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て為替が円安に振れたことが、日本株のサポート要因になっている。