三菱重、仏ユーテルサットとH3ロケット複数打ち上げで初合意

AI要約

三菱重工業と仏ユーテルサットが新型ロケット「H3」による打ち上げ契約を結ぶ。

ユーテルサットは世界3位の衛星オペレーターで、三菱重工の信頼性が評価された。

H3はH2Aの後継機で打ち上げ費用が安く、段階的な打ち上げが進行中。

三菱重、仏ユーテルサットとH3ロケット複数打ち上げで初合意

[東京 18日 ロイター] - 三菱重工業は18日、衛星オペレーター大手の仏ユーテルサットに2027年以降、新型ロケット「H3」による打ち上げを複数回、提供することで合意したと発表した。ユーテルサットは運用している衛星保有数などで世界3位で、同社との合意は初。三菱重の98%以上という打ち上げ成功率、希望する時期に打ち上げを行う信頼性などが評価された。海外からの受注は18年の英インマルサット向け以来、6年ぶり。

H3は、残り2機で打ち上げを終了する現在の主力ロケット「H2A」の後継機。打ち上げ費用の安さが特徴で、一定条件下ではH2Aの半額となる約50億円を目指す。7月に3号機の打ち上げに成功。10月に4号機、来年3月末までに5号機の打ち上げを予定している。