自民党新総裁に万博への積極関与を期待 関経連会長「直談判してでも協力願う」

AI要約

関西経済連合会の松本正義会長は岸田文雄首相の後任を選ぶ自民党総裁選で、新総裁に2025年大阪・関西万博への積極的な関与を求める姿勢を示した。

万博は日本国際博覧会協会の体制の充実により準備が加速し、世界161カ国を日本に招待する重要なプロジェクトであると指摘された。

新総裁には万博への認識と関与が重要であり、松本氏は協力を求めるために必要な場合は直接交渉する用意があると述べた。

自民党新総裁に万博への積極関与を期待 関経連会長「直談判してでも協力願う」

岸田文雄首相の後任を選ぶ自民党総裁選を巡り、関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は18日の定例会見で、新総裁に2025年大阪・関西万博への積極的な関与を期待した。そうした姿勢がみられない場合には「直談判してでも協力をお願いしたい」と牽制(けんせい)した。

松本氏は、海外パビリオンの準備遅れなど万博を巡る問題が深刻化していた昨年8月、岸田氏が成功に向けて先頭に立つ決意を表明したことで、万博を運営する日本国際博覧会協会の体制が充実し、準備が加速したことに感謝の意を示した。

その上で「万博はナショナルプロジェクトであり、世界161カ国を日本に招待する。問題意識を共有して解決し、世界平和のために働くという前提がある」と指摘。新総裁に対しては「万博が世界的なプロジェクトであるという認識をきっと持っていただけるはずだ」と強調した。

さらに「万博は今の日本で最大のメガイベント。新しい総理が(万博の)向こう側を向くといことは絶対にないと思う」と語った。(井上浩平)