日本製鉄がバイデン大統領に書簡 USスチール買収で

AI要約

日本製鉄がUSスチールの買収計画を巡るバイデン大統領の差し止め見方についての書簡を送ったことが明らかになった。

アメリカの大統領選候補の反対姿勢や安全保障上のリスクなどを報道されている状況。

日本製鉄はアメリカ政府との関係を柔軟にし、買収を完遂する意向を示している。

日本製鉄によるUSスチールの買収計画をバイデン大統領が差し止めるとの見方が出る中、日本製鉄がバイデン大統領に向けて書簡を送ったことがわかりました。

日本製鉄によりますと、今月8日、アメリカのバイデン大統領に対し、橋本英二会長とUSスチールのデビット・ブリットCEOの署名を入れた書簡を送ったと明らかにしました。

日本製鉄は書簡の内容について明らかにしていません。

日本製鉄によるUSスチールの買収をめぐっては、アメリカの大統領選を戦うハリス副大統領とバイデン元大統領がともに反対の姿勢を示しています。

また、欧米のメディアは委員会が安全保障上のリスクがあると判断し、バイデン大統領が正式に買収を差し止める判断を下すと伝えています。

今月11日には、日本製鉄の森副会長が首都ワシントンを訪問し、買収を審査するアメリカ政府の「外国投資委員会」の関係者と面会していて、買収計画に理解を求めたとみられます。

関係者によりますと、日本製鉄は買収の申請を一旦取り下げてアメリカ大統領選後に再申請することも検討していて、柔軟に対応し、買収を完遂する考えです。