訪日客消費、過去最高9兆円超に 24年、関西大教授が試算発表

AI要約

関西大の宮本勝浩名誉教授は、2024年の訪日外国人の消費総額が約9兆6891億円になると試算。

訪日外国人数や1人当たりの消費額の増加により、過去最高の消費額が予想され、観光立国への再出発が期待される。

訪日外国人数は約4054万人、1人当たりの消費額は23万9千円と仮定されており、分析結果が示されている。

 関西大の宮本勝浩名誉教授は13日、2024年の訪日外国人の消費総額が過去最高の約9兆6891億円になるとの試算を発表した。訪日外国人数や1人当たりの消費額の増加に伴い、23年の1.8倍になると分析。「日本が長年目指してきた観光立国への再出発の年になる」と指摘した。

 訪日外国人数は日本政府観光局が発表した24年1~7月のデータを基に、24年全体で前年比1.6倍の約4054万人になると仮定した。1人当たりの消費額は23万9千円(24年4~6月期の観光庁調査)として消費総額を算出した。