【今週の数字】モダンリテール編（9/6～9/12）：ウォルマートのマーケットプレイスが売上30％増で推移、ほか

AI要約

ウォルマートがStockXと提携し、スニーカーの品揃えを拡大。Walmartマーケットプレイスの売上は30％増加。

エイソスがトップショップとトップマンの株式を一部売却。取引金額は1億3500万ポンド。

セレーナ・ゴメスのコスメブランド「レア・ビューティー」の20億ドル売却計画が一時停止。売上高は3億5000万ドルを超えている。

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「Numbers to know」は、モダンリテールが注目するニュース（9月6日（金）～9月12日（木））を数字とともにご紹介します。

30％増

ウォルマート（Walmart）は、スニーカーの品揃えを拡大するためにStockX（ストックX）と提携し、同社のオンラインマーケットプレイスであるWalmartマーケットプレイス（Walmart Marketplace）でナイキジョーダン1やニューバランス、アシックスなどのスニーカーを販売する。この提携により、StockXはウォルマートの広範な顧客基盤にアクセスできるようになる。

Walmartマーケットプレイスの売上は、4四半期連続で昨対比30％増の伸びを見せている。コレクターズアイテムや高価格帯のビューティーアイテム、中古品の分野にも進出するなど、品揃えの拡大を目指している（Retai Dive）。

1億3500万ポンド

英オンライン小売業者エイソス（Asos）は、英国発ブランドであるトップショップ（Topshop）とトップマン（Topman）75％の株式を投資会社ハートランド（Heartland）に1億3500万ポンド（約270億円）で売却し、25％の株式を保持する。この取引は、エイソスが2021年に破産したアルカディアグループからトップショップを買収した後、業績に対する負担となったため実施されたもの。ハートランドとの提携により、エイソスはデザインと流通の権利を維持し、ブランドのオンライン販売を続ける。ハートランド傘下であるベストセラー（Bestseller）は、30カ国以上で2800店舗の小売店を運営しており、トップショップとトップマンの成長を支える。（retail TouchPoints）。

20億ドル

歌手セレーナ・ゴメスのコスメブランド「レア・ビューティー（Rare Beauty）」は、約20億ドル（約2950億円）の評価額での売却を目指していたが、売却手続きを一時停止したと報じられている。実際の価値がまだ20億ドルに達しておらず、戦略的な買い手を対象としたためと言われている。また、セレブブランドや単一ブランドに対する高額な支払いに対する買い手の不安が影響しているとされる。

レア・ビューティーは年間売上高が3億5000万ドル（約490億円）を超えているおり、ゴメス自身もほかに価値ある資産を多く持ってい流という（Axios）。

編集／戸田美子