キリンHD「ファンケル」へのTOB成立 完全子会社化へ

AI要約

キリンホールディングスが「ファンケル」へのTOBが成立し、完全子会社化を目指すことを発表。

買収額は2300億円で、健康関連事業の成長を加速し、海外展開を強化する計画。

南方社長はアジア・パシフィック最大級のヘルスサイエンス・カンパニーを目指す意向を示唆。

キリンHD「ファンケル」へのTOB成立 完全子会社化へ

キリンホールディングスは、化粧品などを手がける「ファンケル」へのTOB=株式公開買い付けが成立したと発表しました。

キリンホールディングスは今年6月から、「ファンケル」に対し、完全子会社化に向けたTOB=株式公開買い付けを実施していましたが、買い付け期限となるきのう時点で、TOBが成立したと発表しました。

買収の総額はおよそ2300億円で、年内をめどに完全子会社化する方針です。

キリンは今回の買収により、ファンケルの強みである化粧品や健康食品事業などのノウハウを取り込む狙いで、伸び悩む「健康関連事業」の成長を加速させ、海外展開の強化にも繋げたい考えです。

キリンホールディングスの南方社長は「アジア・パシフィック最大級のヘルスサイエンス・カンパニーを目指し、グループ全体の成長を実現します」とコメントしています。