日経平均終値1213円高い3万6833円 8営業日ぶりに値上がりに転じる

AI要約

アメリカの大幅な利下げ観測からドル安・円高圧力が続き、7営業日で3000円以上下落した日経平均株価が、きょう1200円以上のプラスで値上がりに転じました。

アメリカの根強いインフレ傾向が確認され、市場では大幅な利下げ観測が後退。円高が進み、取引開始直後から日本株は全面高の展開となりました。

輸出関連株やハイテク株の上昇により、半導体関連株の買い戻し動きが目立ちました。日本株は乱高下が続いていますが、今後は自民党総裁選や企業の中間決算に注目が集まっています。

日経平均終値1213円高い3万6833円 8営業日ぶりに値上がりに転じる

きょうの日経平均株価、終値はきのうに比べ、今年3番目となる1200円以上のプラスで、8営業日ぶりに値上がりに転じました。東証から中継です。

アメリカの大幅な利下げ観測からドル安・円高圧力が続き、きのうまでの7営業日で3000円以上下落した日経平均株価ですが、きょうの終値は、きのうより1213円高い3万6833円でした。

今年3番目、3%を超える大幅反発のきっかけは、11日に発表されたアメリカの経済指標です。

アメリカの根強いインフレ傾向が確認されたことで、市場では大幅な利下げ観測が後退。ドル安・円高が反転し、きのうに比べて2円ほど円安が進んだことで、きょうの東京株式市場は取引開始直後からほぼ全面高の展開でした。

なかでも▼輸出関連株や、▼ニューヨーク市場でハイテク株が上昇したことをうけ半導体関連株を買い戻す動きが目立ちました。

ここのところ乱高下が続いてきた日本株。この先、自民党総裁選や企業の中間決算が控えるなか、再び安定的な上昇気流に乗れるかが試されています。