中国のCATL、江西省のリチウム事業で生産調整を計画
中国CATLは江西省のリチウム事業で生産調整を計画
リチウム価格の下落により生産規模の縮小や停止が迫られる
江西省のリチウム鉱山は供給拡大を支えてきたが、抽出コストが高いと指摘されている
[北京 11日 ロイター] - 車載電池世界最大手の中国寧徳時代新能源科技(CATL)が中国南部・江西省のリチウム事業で生産調整を計画していることが分かった。
CATLがロイターの取材に「炭酸リチウムは最近の市況を踏まえて、宜春での生産について調整を行う予定だ」と明らかにした。
リチウムは価格が下落し、業者が生産規模の縮小や停止を迫られている。
CATLが保有する江西省・宜春市のリチウム鉱山は、中国におけるリチウムの急速な供給拡大を支えてきた。しかし専門家によると、鉱物のレピドライトからのリチウム抽出はコストが高すぎるという。