駅名とテーマソングで知名度抜群「東武動物公園」どんなところ? 広大な「ハイブリッド・レジャーランド」の裏側

AI要約

東武動物公園は、東武スカイツリーラインの終点に位置し、東名高い知名度を持つ動物公園である。

公園は東西に細長く、遊園地と動物園に分かれており、1日かけても全ての魅力を楽しむことができる。

遊園地エリアには多彩なアトラクションがあり、西側にはプールもあり夏は多くの来場者で賑わう。

駅名とテーマソングで知名度抜群「東武動物公園」どんなところ? 広大な「ハイブリッド・レジャーランド」の裏側

 みなさん、東武動物公園を知っていますか――。

 たとえば東京都心の人たちにこんな質問をしたら、だいたいの人は「知ってるよ、埼玉の北のほうにある駅でしょ」などと答えるにちがいない。

 もちろんそれはその通り。東武スカイツリーラインの終点は、東武動物公園駅だ。スカイツリーラインと直通運転をしている地下鉄日比谷線・半蔵門線、東急田園都市線にも「東武動物公園行き」という電車が走っている。だから知名度はなかなかに高い。

■“実際の”東武動物公園は…

 そんな楽しそうな名前なのだから、もちろん駅の近くには、あの耳に残るテーマソングでおなじみ、「ハイブリッド・レジャーランド」を冠する東武動物公園がある。

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 1981年にオープンした、その名の通り東武グループの動物公園だ。駅が杉戸駅から改称したのも1981年のこと。西口から歩いて10分ほどのところにある。

 東武動物公園は、東西に細長く、東と西にそれぞれあるゲートの間の距離は約2km。つまり、園内を端から端まで歩いたら30分はかかるということだ。これは脇目も振らずに歩いたら、という時間だから、くまなく回って楽しみ尽くしたら、1時間2時間どころか丸一日使っても足りるかどうか。むやみやたらに歩いても、とうていその魅力の本質を見つけることは難しい。

 というわけで、今回は東武動物公園を運営する東武レジャー企画の鈴木瑛斗さんに園内を案内してもらった。どんなところなんですか? 

■遊園地と動物園

 「東武動物公園は、ちょうど真ん中あたりにある観覧車を境にして、だいたい東側がアトラクションのある遊園地、西側が動物園に分かれています。いちばん西にはプールもあって、夏休みシーズンにはたくさんの方でにぎわいます」(鈴木さん)

 遊園地エリアには、定番のローラーコースターからメリーゴーラウンド、お化け屋敷などのアトラクションがずらり。昔ながらのメリーゴーラウンドは、ドラマなどのロケにも使われるという。