米電力消費、24・25年は過去最高更新へ=EIA
2024・25年に国内電力消費量が過去最高を更新する見通しだ。
電力需要の増加がデータセンターや製造業、交通機関、建物の電化によるものとされている。
異常気象の増加も要因で、家庭や企業が暖房システムなどを使い始め、需要が押し上げられている。
[10日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は10日発表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2024・25年の国内電力消費量が過去最高を更新するとの予想を示した。
EIAによると、データセンター、製造業、交通機関や建物の電化による電力需要の増加で、24年の電力消費は4兆1010億キロワット時(kWh)、25年には4兆1850億kWhに増えるとみられている。
23年は4兆kWh、22年は過去最高の4兆0670億kWhだった。
異常気象の増加で家庭や企業がエアコンや電化の進む暖房システムを使い始めることも、需要を押し上げているという。