日鉄副社長、米政府高官に直談判か 買収案「救済」へ渡米 FT報道

AI要約

米鉄鋼大手USスチールの買収を目指す日本製鉄の首脳が米国を訪れ、米政府高官との会談が報じられている。

日鉄の森高弘副社長が対米外国投資委員会(CFIUS)との会談を行い、買収案の提案を行うものと思われる。

バイデン大統領が買収計画に反対の意向を示している中、日鉄は直接理解を求める動きを見せている。

日鉄副社長、米政府高官に直談判か 買収案「救済」へ渡米 FT報道

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は10日、米鉄鋼大手USスチールの買収をめざしている日本製鉄の首脳が渡米し、米政府高官と会談すると報じた。バイデン大統領が買収計画を近く「阻止」すると報じられるなか、買収案の「救済」(FT)に向け、直接理解を求めるものとみられる。

 FTによると、買収を担当する日鉄の森高弘副社長が11日、買収案を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)の複数の幹部と会談するという。CFIUSは、日鉄の買収案には「国家安全保障上の懸念」があり、バイデン氏に不承認を勧告する方向だと報じられている。