S&P500は10%安も、2カ月は米株に弱気な見方-UBSのチョン氏

AI要約

UBSのストラテジストによると、S&P500種株価指数は1カ月以内に少なくとも10%下落する可能性がある。

市況に対する悲観的な見方が強まる中、今後2カ月間は戦術的に弱気であると述べられている。

最近の米国株の不安定な動きに対し、トレーダーは経済の減速兆候に警戒している。

S&P500は10%安も、2カ月は米株に弱気な見方-UBSのチョン氏

(ブルームバーグ): UBSで米国株デリバティブを担当するストラテジスト、レベッカ・チョン氏によれば、S&P500種株価指数は1カ月以内にピーク時から少なくとも10%下落する可能性がある。

チョン氏は10日付の顧客向けリポートで、「今後2カ月間は戦術的に弱気だ」と述べ、「今後発表される経済指標で何か少しでも失望を誘う内容があれば、大幅な巻き戻しを招く可能性がある」と指摘した。

その上で同氏は、相場に対する悲観的な見方が強まっていることを反映した見解だが、長期的な展望ではないと付け加えた。

ここ数週間の米国株の動きは不安定で、トレーダーは米国経済が予想以上に早く冷え込む兆候に神経をとがらせている。S&P500は8月下旬のピークから約3%下落している。

原題:UBS’s Cheong Turns Bearish and Sees 10% Drop Coming for S&P 500

(抜粋)

原題:UBS’s Cheong Turns Bearish and Sees 10% Drop Coming for S&P 500(抜粋)

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