【現地レポ】Apple Intelligenceをひと足先に体感して気づいた「Appleの現在形」 #AppleEvent

新しいiPhoneに目新しいボタンが！ そして、それはカメラの機能と体験をもっと楽しむためのものでした。

Appleは9月9日（日本時間9月10日）に開催されたイベントで、Apple Intelligenceのベータ版が10月よりiPhone、iPad、Macに登場することを発表（アメリカ国内での提供。対応機種のみ）。

加えて新製品のiPhone 16シリーズ、Apple Watch Series 10、Apple Watch Ultra 2のブラックチタニウム、そしてAirPods 4とAirPods Max（USB-C）の発売をアナウンスしました。

本社Apple Parkのスティーブ・ジョブズシアターで体感したApple新時代を伝える発表会の模様を、現地からレポートでお届けします。

会場で筆者が感じたのは「個人に寄り添い、ウェルビーイングをサポートするデバイス」としてのそれぞれの圧倒的な存在感！

ストレスを取り除き、健康をサポートし、人生をもっと充実させてくれる相棒としてのiPhone、Apple Watchの進化を感じます。

ハードウェアもぐっと進化したiPhone16シリーズ

iPhone 16には、以前はProモデルのみだったアクションボタンに加え、撮影時の操作をより快適にするカメラコントロールボタンが登場。

2倍での望遠撮影ができる48メガピクセル・フュージョンカメラを搭載し、ハードウェアとソフトウェアが統合されることでスムーズな操作感もあり「撮影の楽しさ」を感じます。

CPUのパフォーマンスもiPhone15と比較し、30%速くなりました。

生成AIからグラフィックの処理まで、すべてのパフォーマンスをAppleの最新チップ「A18」が支えています。

それでいてiPhone 16シリーズの価格は、もっとも安いiPhone 16の128GBモデルで、12万4,800円とiPhone15から変更はなし。値段据え置きと聞くと「使ってみたら！」と背中を押されたような気持ちになります。

iPhone16 Proはディスプレイの大きさも魅力

一見するとサイズが大きくなった印象はない、でも、画面サイズが大きくなったiPhone 16 Pro。

iPhone 16 Proは、6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxは6.9インチでiPhoneのディスプレイとしてはこれまでで最大だそう。

画面は大きくするために、枠の部分（ベゼル）を最小化。そのおかげでぱっと見、つるっときれいな鏡面を持ち歩いているようです。

注目のApple Intelligenceは2025年に日本語対応

ここまで触れませんでしたが、今回の目玉は間違いなくApple Intelligence。

iPhone、iPad、Macへの提供が発表されましたが、なかでもiPhone 16はまさにApple Intelligenceのために開発されたもの。

そのデモを会場で体験した印象は「とにかく、いろんなことをスムーズに楽にしてくれる」ということ。

長いメールの内容をさっと要約して教えてくれるし、メールの返信もさっと用意してくれる。上司向けの文面（！）もサクッと考えてくれます。

Siriにちょっとした質問をしても、前後の文脈を理解して「さっき聞いたあの件だよね」って感じで、的確な回答を返してくれます。まるで友だちとおしゃべりするみたいに、です。

が、この機能の日本語対応は2025年以降とのことで、上陸はちょっと先。海外での活用例をたくさん見てから試すのもいいですよね。