Appleが新型iPhoneを発表 アップル独自の生成AIを搭載

AI要約

アップルは新型iPhoneシリーズを発表し、価格と主な特徴を紹介した。

新型iPhoneには、新たに「A18チップ」を搭載し、Apple Intelligenceやカメラ機能の進化が注目される。

iPhone 16 Proシリーズでは、高性能なカメラやプロセッサ、デザインの進化が詳細に説明された。

Appleが新型iPhoneを発表 アップル独自の生成AIを搭載

 アップル(Apple)が、アメリカ現地時間9月9日に新製品発表イベントを開催し、新型iPhone「iPhone 16」「iPhone 16 Plus」「iPhone 16 Pro」「iPhone 16 Pro Max」を発表した。価格はiPhone 16が12万4800円~、iPhone 16 Plusが13万9800円~、iPhone 16 Proが15万9800円~、iPhone 15 Pro Maxが18万9800円~。9月13日21時から予約を受け付け、9月20日に発売する。

 新型iPhoneシリーズは、アップル社が今年7月に発表した同社独自の生成AI「Apple Intelligence」を搭載。iOS 18には作文ツールを組み込み、メールやメモ、Pagesなどのドキュメントアプリで書き直しや校正、要約ができるほか、メモアプリや電話アプリでは、音声の録音、書き起こしが可能になる。そのほかのApple Intelligenceの追加機能は、瞬時に画像作成ができる「Image Playground」をはじめ、年内に提供予定。なお、Apple Intelligenceは、米国英語のみ利用可能となり、日本語への対応は2025年になる。

 16シリーズには、新たに「A18チップ」を搭載。これまで使用されていた「A16 Bionicチップ」と比較し、30%高速になるほか、バッテリー駆動時間も向上する。また、これまではProシリーズのみに搭載されていたアクションボタンをサイドに搭載。同ボタンを押すことでカメラやフラッシュライト、コントロールを開くことができ、ボイスメモや集中モード、翻訳、拡大鏡などのアクセシビリティ機能を起動することができる。アクションボタンには、カメラを瞬時に起動できるセンサー「カメラコントロール」も内蔵。写真撮影時に同ボタンに触れることで、構図からズーム、露出、被写界深度が調整できる。カメラには、2倍の望遠に対応する48MP Fusionカメラを搭載。また、新たに付属するオートフォーカスを備えた広角カメラでは、マクロ写真撮影を可能にするほか、光を最大2.6倍多く取り込むため、画質が向上するという。カラーはブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリンの5色を揃える。

 iPhone 16 Proシリーズは、iPhone15ではPro Maxのみに搭載されていた5倍望遠カメラをiPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxの両方に搭載。iPhone 16同様、新たに48MP Fusionカメラを搭載したことで、高い解像度とフレームレートの組み合わせを提供するほか、スマートフォン初となる、4K 120fpsのドルビービジョンのビデオ撮影が可能となる。また、オーディオ品質も向上。4つのマイクを備え、リアルな録音サウンドを提供するほか、空間オーディオによるビデオ撮影を可能にした。外枠はApple製品の中で最も細く、ディスプレイサイズはより大きくなり、iPhone 16 Proは6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxは6.9インチとなる。

 iPhone 16 Proシリーズのチップには「A18 Pro」を使用し、iPhone史上最大のシステムメモリ帯域幅でパフォーマンスを向上。スマートフォンの中でも高速な6コアCPUを搭載することで、前世代のモデルと比較しても、同じ負荷の作業を20%少ない電力、また15%高速で処理できるという。カラーはブラックチタニウム、ナチュラルチタニウム、ホワイトチタニウム、デザートチタニウムの4色展開。