お箸で切れる“新食感のとんかつ”に“唐揚げ丼”の食べ放題まで!職人のワザでお客さんを魅了する、揚げ物の達人がいる人気店

AI要約

とんかつ専門店と唐揚げ専門店の達人の技が光る揚げ物記事。

各店の看板メニューやお客のコメントを交えながら、技術と愛情が生み出す料理の魅力を伝えている。

記事では、とんかつ藤芳、から揚げ専門店、四八天丼の魅力が紹介されている。

達人のワザが光る!お箸で切れちゃう新食感のとんかつに、山盛り唐揚げ丼の食べ放題まで。揚げ物達人がいる人気店です。

まずは、JR浅草橋駅から徒歩8分、「とんかつ藤芳」。店内はお客さんでいっぱいです。

ロースとんかつ定食(1000円)はしっとり柔らかでファンが多い1品。身がふわふわで食べ応え抜群なアジフライ定食は900円です。

お客さん

「大前提コスパがすごくいいなって」

「なかなかこれだけサクサクしたの食べられませんので」

そんな中、ここでしか味わえないとお客さんの胃袋をつかんでいたのが、「豚のトロとろかつ定食」(1100円)です。見た目は分厚いヒレカツのようですが、その特徴が…

お客さん

「すごい、切れますね。すごいですね、なかなか見ないですね」

なんとお箸で切れちゃうほど柔らかいんです。この珍しいカツを考案したのは、店主の遠藤猛さん。作り方には揚げ物歴26年の達人のこだわりが…

とんかつ藤芳 遠藤猛さん

「このバラ肉を下ゆでをして柔らかくします」

およそ100gと厚めに切った豚バラ肉を一度下ゆで。3時間ほど煮込むと、角煮のようにトロトロに。

そして、この後が達人の技の見せ所、揚げ方に最大のポイントが。静かに耳をすませる達人…

とんかつ藤芳 遠藤猛さん

「こっちはもう8割9割。こっちはもうちょいですね」

パチパチと音が高くなったら引き上げの合図。サクサク衣とトロトロお肉の絶妙な食感になるんです。

お客さん

「口の中でほろほろっと崩れるような、味わったことのないような食感のカツですね」

続いては東京・港区。赤坂見附駅から徒歩2分のところにある、唐揚げ愛が溢れるお店で話題なのが、溢れんばかりのから揚げ丼。から揚げは1つ1つがビッグサイズで、衣がカリカリで食べ応え抜群。

お客さん

「白ご飯が食べたいけどご飯まで行けない」

「肉のジューシーさと衣のクリスピー感がウマいですね」

この店を切り盛りする中国出身のご夫婦がこだわる唐揚げは、豪快に切った鶏モモ肉を秘伝のタレに一晩つけこんで、およそ180度の油の中へ。

5分後、右にあるフライヤーに移します。お肉を入れると油の温度が下がってしまいカラッと揚がらなくなってしまうため、高い温度のほうで2度揚げ。これが中はジューシーに、外はカリッと仕上がる技なんです。

なんと8個も乗せて、から揚げタワーの出来上がり。サラダ・味噌汁もついて1100円なんですが、びっくりなのが…なんと、から揚げとライスの食べ放題つき。

唐揚げ一筋 陳愛さん

「日本人食べ放題好きじゃないですか。もっと多くのお客さんに知ってもらいたいから食べ放題にしようかなと思ってます」

そんなお店には連日のようにおかわりを狙う唐揚げハンターたちが。しかし、実際目の当たりにすると…

お客さん

「目標は…これを食べきる」

1杯目の丼ぶりを食べきるので精一杯です。一方で、こちらの男性は、卓上のチリソースや、オリジナルのポン酢などを駆使。まさに頭脳波から揚げハンター。すると…

お客さん「すみません、唐揚げおかわり」

陳さん「何個食べられる?」

お客さん「とりあえず2つ」

から揚げ合計10個を、見事完食!

お客さん

「もう(お腹)11分目くらいですね。満足感のほうが大きいです」

お次は東京・日野市。高幡不動尊の参道に店をかまえる「四八天丼」です。

お客さん

「自分が食べた天丼の中で一番美味しいので」

「金額も手頃だし、美味しいから1回食べると病みつきになるよね」

エビ・イカ・穴子・サツマイモ・オクラの5種類がのった看板メニュー「四八天丼」は700円。

大きな穴子を丸々1本、「穴子天丼」は800円と、とにかくコスパ抜群なんです。

大きな鶏ムネ肉の天ぷらと揚げ卵のコンビネーション。名物「チキ玉丼」は650円。女性にも人気の高い天丼です。

お客さん

「チキンと卵が好きで。とろっとしてて美味しかったです」

そんな安くてウマい天丼を作るのは4代目店長の渡辺涼介さん。アルバイトからのたたき上げで天ぷら歴は13年!

様々な種類の天丼があるため、穴子やエビなど、フライヤーの中は天ぷらでもう、いっぱい。揚げ時間の異なる食材を見事にさばいていく達人。いったいどんな技なのか?

四八天丼 渡辺涼介さん

「泡が大きくなっていったタイミングを見計らって上げるようにしています」

揚げ始めは泡が細かいのですが、大きな泡になってきたら引き上げのベストタイミング。これは、長年の経験のなせる技です。

お客さん

「すごくサクサクしててからっと揚がっているから食感いいですよね、美味しい」

そんなクオリティの高い天丼、コスパがいいヒミツとは?

四八天丼 渡辺涼介さん

「食材の管理は向こうのそば店と一緒にやっていますので」

実は四八天丼は向かいのそば店の支店。そば店の調味料で天丼のタレを作ったり、天ぷらの食材もそば店の冷凍庫を共有することでコストカットを実現しています。

四八天丼 渡辺涼介さん

「出来るだけこの値段で、みなさまに満足していただける値段で提供できるようには頑張っていきたいと思っています」

安くて美味しい揚げ物には達人たちの努力がありました。