グレイス高すぎ!! やっぱ5ナンバーセダンって需要まだあるんじゃないか説
カローラアクシオ以外の5ナンバーセダンが徐々に終売されており、中古車市場で高い価格がついている
セダンは日本では不人気となっているジャンルだが、5ナンバーセダンにはまだ需要がある可能性がある
トヨタのプレミオ/アリオンやホンダ グレイスなど、過去の5ナンバーセダンが高値で取引されている
カローラですら3ナンバーという時代だが、かつては5ナンバーのセダンって各社から出ていたもの。今や新車で買えるのはカローラアクシオのみで、他はすべて終売してしまっている。需要がないのかと思いきや、プレミオやグレイスといったモデルは未だに高い!!なんなら新車並の価格なのだった!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
日本では数年前からすっかり不人気ジャンルに定着してしまった感のあるセダン。特に5ナンバーサイズのセダンは、過去にはどのメーカーも確実にラインナップしていたことがウソのように1台、また1台と姿を消しており、現在新車で購入できる5ナンバーセダンは現行型とコッソリ併売されているカローラアクシオのみとなっている。
5ナンバーセダンは運転のしやすさやフォーマルな佇まいなど、魅力がないわけではないのだが、他にも多くの選択肢がある現在では旧態依然となってしまったジャンルと言えるかもしれない。
ただ、中古車に目を向けてみると、数年前まで生産されていたトヨタのプレミオ/アリオンやホンダ グレイスといった5ナンバーセダンがなかなかのプライスタグを付けられている。これはもしや、隠れた需要があるのではないだろうか?
トヨタのプレミオ/アリオンは販売チャンネル違いの兄弟車で、プレミオはコロナの、アリオンはカリーナの流れをくむモデルとなっており、メカニズムなどは共通ながらプレミオはややフォーマル寄り、アリオンはややスポーティ寄りのキャラクターが与えられていた。
最終型となったのは共に2代目モデルで、2007年にデビューして2016年6月にはエクステリアを大幅に変更するビッグマイナーチェンジを実施。そして2021年春まで生産をしたのちに終売となったモデルだ。
一方のグレイスは2013年に発表されたフィットをベースとした新興国向けの小型セダンであるシティをベースとしたモデルで、日本では2014年12月に登場。その成り立ちから2009年まで販売されていたフィットアリアの実質的な後継車種となっていた。
当初はハイブリッドモデルのみだったが、2015年6月にはガソリンモデルが追加されたほか、7月には教習車仕様も追加され、通常ラインナップにない5速MTが設定されたことが一部で話題になったことも記憶に新しいところ。
そんなグレイスも2020年夏に終売(教習車は2021年夏まで生産)し、直接的な後継車種が登場することなく姿を消している。