日産が新型「パトロール」を発表 中東市場で発売

AI要約

日産の子会社、中東日産会社が2024年9月3日に新型「パトロール」を発表。

新型パトロールは7代目で、フルサイズSUVとして、先端技術と存在感を融合したモデル。

エクステリアからインテリア、エンジン、走行性能に至るまで革新的な要素が詰め込まれている。

新型パトロールは22インチのホイールや2つの14.3インチディスプレイを備え、快適性と最先端テクノロジーを融合。

赤外線センサーやバイオメトリッククーリングなど、乗員の快適性を重視した機能も充実。

新型パトロールには3.5リッターV6ツインターボエンジンやアダプティブ エアサスペンションシステムなど、高性能な要素も多数搭載されている。

さらに運転支援技術や4WDインターロックシステムなど、安全性と快適性を両立した設計となっている。

日産が新型「パトロール」を発表 中東市場で発売

日産自動車の子会社である中東日産会社は2024年9月3日(現地時間)、新型「パトロール」を発表した。

今回登場した日産のフルサイズSUVパトロールは7代目にあたり、「今まで培ってきたレガシーを受け継ぎつつ、比類ないパフォーマンス、最先端の技術、そして圧倒的な存在感を融合した、SUVの在り方を再定義する大胆な飛躍を遂げたモデル」と紹介されている。

エクステリアでは、フロントの「Vモーショングリル」の左右に配置されたアダプティブドライビングビーム技術を採用するC形デザインのヘッドランプが目を引く。ホイールは22インチサイズで、路上での存在感を高めるだけでなく優れたオフロード性能に必要なロードクリアランスも確保しているという。

快適さと最先端のテクノロジーが調和するよう緻密に設計し、乗る人すべてに快適な運転体験を提供するとしたインテリアには、2つの14.3インチディスプレイを配置。インフォテインメントシステムはGoogleビルトインが組み込まれた「日産コネクト2.0」が採用されている。ナビゲーション、セキュリティー、エンターテインメントを一つのプラットフォームに統合した、「デジタルライフと車両のシームレスな連携」をセリングポイントに掲げる。

障害物やナビゲーションのヒントをリアルタイムで投影する「Invisible-to-Visible」技術を用いた「パノラマビュー」の採用もトピック。パノラマビューには視野を170度にまで拡大する「ウルトラワイドビュー」や、車両の真下を透過して確認できるようになる「インビジブルフードビュー」が組み込まれており、オフロードや狭いスペースでも安全な運転をサポートする。

内蔵された赤外線センサーが乗員の体温を検知し、温度と風量を自動で調整して快適な車内環境を保つ「バイオメトリッククーリング」も採用。さらに12個のスピーカーからなる「クリプシュプレミアムオーディオシステム」や、64色から選べるアンビエントライトシステムがクラス最高の広さを誇る3列シートのキャビンを演出する。

新型パトロールが搭載する新型3.5リッターV6ツインターボエンジンは最高出力425PS、最大トルク700N・mを発生。従来のV8エンジンと比較して出力が7%、トルクが25%向上したほか、燃費の大幅な改善もうたわれている。トランスミッションは9段ATが組み合わされる。最高出力316PS、最大トルク386N・mを発生する3.8リッターV6自然吸気エンジンもラインナップしている。

足まわりについては、走行シーンによって適切な車高に調整することを可能にした「アダプティブ エアサスペンションシステム」を標準装備としている。通常走行時は車高を下げることで空力性能を確保し、乗員の乗降時はさらに車高を下げて乗員の乗り降りや荷物の載せ降ろしを容易にする。

ドライブモードは、「標準」「砂地」「岩場」「わだち」「エコ」「スポーツ」の6つから選ぶことができる。日産初採用となる「4WDトランスファーモードインターロックシステム」によりシームレスなモードの切り替えが可能になっている。

運転支援技術「プロパイロット」が中東地域で初めて採用されたのも、新型パイロットの特徴だ。車速調整や車線維持に加え、ナビゲーションデータを活用してカーブやインターチェンジでの車速を自動調整する機能も備わっている。

新型パトロールは、2024年11月1日からアラブ首長国連邦、サウジアラビア、および中東地域の日産のパートナー販売店で販売が開始される予定。価格は6万5000ドル(約945万円)からと発表されている。

(webCG)