東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…値上がり率1位の銘柄はまだまだ上がる?グループ会社開発の技術が大手企業で続々導入【昨日の株価】

AI要約

ミガロホールディングス、大阪チタニウムテクノロジーズ、GMOグローバルサイン・ホールディングスが好材料で株価が上昇。一方、サンウェルズ、アンビスホールディングス、TOWAは悪材料で株価が下落。

ミガロホールディングスが顔認証マンションのシステム導入発表で株価急騰。大阪チタニウムテクノロジーズはスポンジチタン生産能力を増強する計画で業績拡大期待。GMOグローバルサイン・ホールディングスは電子契約サービスの導入で材料視された。

サンウェルズは報道による不正請求疑惑で株価急落。アンビスホールディングスはレーティング引き下げで売りが出た。TOWAは目標株価引き下げで売り圧力。

東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…値上がり率1位の銘柄はまだまだ上がる?グループ会社開発の技術が大手企業で続々導入【昨日の株価】

東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年9月3日(火)の騰落率ランキングをお伝えします。

1位:ミガロホールディングス〈5535〉……前日比+277円(+16.56%)/終値1,950円

【売買材料】

9月3日(火)11:00、同社グループ会社のDXYZが長谷工不動産初の「オール顔認証マンション」「WORVE(ワーブ)那覇泉崎」に「LIM(リム) Cloud(クラウド)×FreeiD(フリード)」連携システムを初導入したと発表。これが好感され11:00以降に株価が急騰した。なお、DXYZが開発する顔認証システムは三菱地所でも複数の物件で導入が進んでいる。

2位:大阪チタニウムテクノロジーズ〈5726〉……前日比+240円(+9.55%)/終値2,752円

【売買材料】

9月2日(月)取引時間終了後、スポンジチタンの生産能力を現行の年4万トンから5万トンに増強することを発表。これを受けて将来的な業績拡大期待され買いを集めた模様。

3位:GMOグローバルサイン・ホールディングス〈3788〉……前日比+226円(+8.12%)/終値3,010円

【売買材料】

9月3日(火)10:30、同社の電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」が群馬県大泉町に導入されたと発表。これが材料視された模様。

1位:サンウェルズ〈9229〉……前日比-500円(-17.15%)/終値2,416円

【売買材料】

9月2日(月)共同通信が、同社が運営するパーキンソン病専門の有料老人ホーム「PDハウス」について、複数のホームで不正に診療報酬を請求していたとみられることが分かったと報じ、これが嫌気された模様。なお、共同通信の報道に対してサンウェルズはコメントを開示。「過剰訪問介護及び、保険の不正請求が存在するという旨の記事が公開されているが、そのような事実は一切ない」としたうえで、信用を毀損しており訴訟を含めて法的措置を検討していると表明している。

2位:アンビスホールディングス〈7071〉……前日比-263円(-11.65%)/終値1,994円

【売買材料】

前日の東証プライム市場値下がり率1位の銘柄。米大手証券会社がレーティングと目標株価を引き下げていた。

3位:TOWA〈6315〉……前日比-450円(-6.16%)/終値6,860円

【売買材料】

岡三証券が同社の目標株価を13,600円から9,500円と大幅に引き下げたことが売りを誘った模様。