インドの今年度成長率予測7%に上げ、インフラ支出が寄与=世銀

AI要約

世界銀行は今年度のインド経済成長率予測を7%に引き上げ、政府のインフラ支出が寄与すると発表した。

インドのGDP成長率は4─6月期に6.7%増となり、前四半期から鈍化した。中央銀行は2024/25会計年度の経済成長率を7.2%と予測している。

世銀は今後2会計年度の平均成長率が6.7%と推移する見込みで、民間投資が増加し、消費回復を促進すると述べた。一方、雇用創出が課題で都市部の失業率は依然として高い。

インドの今年度成長率予測7%に上げ、インフラ支出が寄与=世銀

Manoj Kumar

[ニューデリー 3日 ロイター] - 世界銀行は3日、今年度のインド経済成長率予測を従来の6.6%から7%に引き上げた。政府のインフラ支出が寄与するとしている。

インド当局が8月30日に発表した4─6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.7%増となった。前四半期の7.8%増から成長が鈍化した。

同国の中央銀行は2024/25会計年度の経済成長率を7.2%と予測している。

世銀はインドの中期的な経済成長率について、今後2会計年度の平均が6.7%と引き続き堅調に推移すると指摘。民間投資が徐々に増加し、消費回復を後押しするとの見通しを示した。

一方で、インド経済の主な課題には雇用創出が含まれており、都市部の失業率は平均17%と、依然として高い水準にあるとした。