イタリアGDP改定値、第2四半期は前期比+0.2% 速報と一致

AI要約

2024年第2・四半期のイタリア国内総生産(GDP)は前期比0.2%増、前年比0.9%増だった。第1・四半期の成長率は0.3%(前期比)および0.6%(前年比)だった。”,”

第2・四半期はサービス部門の成長があったが、工業と農業の生産は減少。内需はわずかな成長だったが、純輸出の減少が影響を受けた。”,”

アナリスト予想では通年のGDP伸び率は0.7─1%で、政府の予想と近しい。”

[ローマ 2日 ロイター] - イタリア統計局(ISTAT)が2日発表した2024年第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値は、前期比0.2%増で速報値と一致した。前年比は0.9%増で、こちらも変わらなかった。

第1・四半期のGDP改定値は前期比0.3%増、前年比0.6%増だった。

第2・四半期はサービス部門が成長を支えたが、工業と農業の生産はともに減少。また、在庫変動がプラス要因となり、内需も小幅に寄与したが、純輸出の減少に相殺された。

メローニ首相はこのデータを歓迎し、プラス成長は政府による「真剣な選択」の結果だとXに投稿した。

ISTATによると、年初から第2・四半期末までの成長率は0.6%で、年内残りが横ばいだったとしても通年では0.6%になる。

大半のアナリストは通年のGDP伸び率を0.7─1%と予想。昨年実績の0.9%、政府予想の1%とほぼ一致している。