Ni系ステンレススクラップ 5カ月ぶり20万円割れ 関東炉前価格5000円続落
ニッケル系ステンレススクラップ相場は2日に5000円方続落し、関東地区メーカーの炉前価格は中心値でトン当たり20万円を割った。
20万円割れは本年4月以来5カ月ぶりで、LMEのニッケル価格が若干値を戻しても下げ止まらず、メーカーや輸出業者が値下げに踏み切った。
足元の市況や需給関係により、ニッケル価格が影響を与え、ステンレススクラップ相場が下落した。
ニッケル系ステンレススクラップ相場は2日に5000円方続落し、指標品種の関東地区メーカーの炉前価格は中心値でトン当たり20万円を割った。20万円割れは本年4月以来5カ月ぶり。足元、ロンドン金属取引所(LME)のニッケル価格は7月下旬のトン当たり1万5000ドル台から若干値を戻しているが、これまで下げ切れていなかったメーカーが追加値下げに踏み切ったほか、輸出業者が買値を引き下げた。