【MotoGP第12戦アラゴンGP】Moto2佐々木歩夢選手が12位でゴール。Moto2で初のポイント獲得を果たす

AI要約

佐々木歩夢選手は、Moto2クラスのルーキーとして成長を遂げ、今回のアラゴンGPでは自己ベストグリッドを獲得し、決勝レースで初ポイントを獲得する活躍を見せた。

佐々木選手はチームと共に苦しい時期を乗り越え、ポイント圏内に入ることができたことに感謝し、今後は上位進出を目指してさらなる成長を目指す考えを示している。

MotoGP第13戦サンマリノGPが控える中、佐々木選手は次なる目標である表彰台を見据えて意気込みを語っている。

【MotoGP第12戦アラゴンGP】Moto2佐々木歩夢選手が12位でゴール。Moto2で初のポイント獲得を果たす

 佐々木歩夢選手(ヤマハVR46マスターキャンプ・チーム)は、今季、Moto2クラスにステップアップしたMoto2ルーキーです。シーズン序盤は腕上がりを発症し、転倒などもあって完走できないレースが続いていましたが、シーズン中盤に入って完走を続け、ひとつの目標であるポイント圏内(15位以内)も見えてきていました。

 今回のアラゴンGPでも、佐々木選手は予選Q1で5番手、予選総合としては19番手を獲得します。これは佐々木選手にとってMoto2での自己ベストグリッドであり、ポールポジションから18番手までのグリッドを決めるQ2への進出まで0.189秒差でした。なお、前のライダーがペナルティを受けたことで、実際のグリッドは18番手となりました。

「今週はいつもと同じところからスタートできて、少しずつバイクの乗っていても自信につながっていますし、確実に良くなっています」と、予選後、MotoGP.comのインタビューで答えていました。

 そして、決勝レースでは12位でゴール。ポイント圏内でのゴールを果たし、Moto2での初ポイント、4ポイントを獲得したのです。

「今週はオーストリアのテストが終わってから、良いフィーリングで走れていて、難しいコンディションでもしっかり集中してレースを走ることができました。最終的に12位。初ポイントである4ポイントを獲得することができました」と、佐々木選手はMotoGP.comのインタビューで語っています。

「シーズンのスタートはほんとに苦しかったけど、諦めずにチームとひとつひとつクリアしながら、ポイント圏内まで来ることができました。みんなに感謝したいです。ここまで来たら上位も遠くはないので、シーズンの終盤にはトップ10、表彰台が見えるところまで、しっかり集中して改善していければと思います」

 ひとつの「達成」を次の「達成」へつなげるべく、Moto2クラスの表彰台を目指して佐々木選手は挑みます。

 MotoGP第13戦サンマリノGPは、9月6日から8日にかけて、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行なわれます。

■Moto2クラスとは……

 Moto2クラスは、トライアンフ「ストリートトリプルRS」の排気量765ccの3気筒エンジンをベースに開発されたオフィシャルエンジンと、シャシーコンストラクターが製作したオリジナルシャシーを組み合わせたマシンによって争われる。タイヤは2024年よりピレリのワンメイクとなった。クラスとしてはMotoGPクラスとMoto3クラスの中間に位置する。