遂に手に入れた元赤帽仕様の軽トラサンバー!! トランポもリフレッシュしよう!! Vol.11

AI要約

現在の愛車はWRブルーにオールペンされたハイルーフ仕様の軽トラサンバー。低走行30万キロオーバーでエンジン+5速マニュアルミッションのコンディションが素晴らしい。

スーパーチャージャー仕様でエンジンの印象的な走りがあり、修復歴があるものの元赤帽運送仕様車であることが重要。

赤帽仕様のシリンダーヘッドはオーバーヒートに強く、NA仕様と市販車の違いについても詳細を説明。

遂に手に入れた元赤帽仕様の軽トラサンバー!! トランポもリフレッシュしよう!! Vol.11

 WRブルーにオールペンされているハイルーフ仕様の軽トラサンバーが現在の愛車です。スーパーチャージャーを装備した一般仕様の軽トラ派生モデルではなく、このモデルは、純粋なる「赤帽」車両として、この世に生まれてきた軽トラになります。

 ぼくが受け取った時点で、走行距離はすでに30万キロオーバーでした。元赤帽運送の払い下げ車両としては、比較的というよりも、かなり低走行だと思います。それには様々なワケもあるようですが、何よりも重要な、現状エンジン+5速マニュアルミッションのコンディションが素晴らしいので気に入り購入しました。

 その走りは、スーパーチャージャー付きの軽トラサンバーに相応しいもので、これまで走らせてきた、同じEN07型4気筒NAエンジンを搭載したモデルとは、まったく異なる印象的な走りでした。

 前オーナーのバイク仲間に、これまでの経緯を訪ねると、興味深いお話をいくつか伺うことができました。以前に修復歴=事故歴があり、左側前方のキャビンには、板金修理の痕跡が確認できます。これは運送業者が左前を潰したらしく、それを契機に車両を入れ換えたのかも知れません。

 そんな事故車を板金修理し、歪んだロアアームは交換されていました。左側ロアアームのみ、何故かワゴン用のスタビマウント付きだったので、ひと目でワゴン用ロアアームに交換されているとわかりました。そんな修復歴は、ぼくにとってはあまり関係無く、後々、気になるようなら部品交換すれば良いと考えています。

 そんなことよりも、元赤帽運送仕様車であることの方が、ぼくにとっては重要なことでした。ちなみに、丸目ヘッドライト時代の赤帽は、エンジンそのものが専用仕様で、耐久性に優れた部品が組み込まれていたようです。

 その後、ワイドボディのTT/TV/TWシリーズになってからは、基本のエンジンベースがそれまでの赤帽系EN07型になり、差別化はシリンダーヘッドが専用部品になっているそうです。一般市販モデルには、従来のヘッドが搭載されているそうですが、そんな詳細情報は、サンバーマニアのショップさんから伺いました。

 赤帽仕様のシリンダーヘッドは、オーバーヒートに強いのが特徴のようです。NA仕様とスーパーチャージャー仕様では、ピストンとコンロッドが異なりますが、赤帽仕様と市販車のこのあたりは、共通部品を採用しているようです。