新ソニービル完成 「公園」イメージ、来年1月開業 東京・銀座

AI要約

ソニーグループは新たに銀座ソニーパークを完成させた。次世代型の商業施設で、各フロアはアートや音楽のイベント向けに貸し出される予定。2025年1月開業予定。

建物の高さは34メートルで、周囲のビルより低く設計されている。公園のような屋内空間で、テナントを入れず、控えめなデザインになっている。

ソニービルは創業者の盛田昭夫氏の発案で建てられ、解体中は3年間公園として開放。854万人が来園し、今後は街に開かれた施設として多くの人々に利用されることが期待されている。

新ソニービル完成 「公園」イメージ、来年1月開業 東京・銀座

 ソニーグループは8月、東京・銀座の数寄屋橋交差点のシンボルだった複合商業施設「ソニービル」の建て替え工事を終え、新たに「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」を完成させた。

 扉や壁をなるべく設けず、公園のように気軽に出入りできる設計で、各フロアをアートや音楽のイベント向けに貸し出す。2025年1月開業予定。

 地上5階、地下4階建てで、高さは約34メートルと周辺ビルの高さの半分程度。打ち放しのコンクリート建築で屋外との一体感を演出した。テナントは入れず、「SONY」のロゴも控えめだ。

 ソニービルは1966年に開館。創業者の一人の故盛田昭夫氏の発案で、ソニー商品のショールームだった。交差点に面する10坪をあえて空き地にし、「銀座の庭」(盛田氏)としてイベントスペースにしていた。

 ビルの解体中、2021年9月までの3年間は公園として開放し、854万人が来園。ソニーグループ担当者は「庭の思想を公園に発展させ、街に開かれた施設になることを目指す。多くの人に訪れてほしい」と話している。