米中古住宅仮契約指数、7月は5.5%低下の70.2 過去最低
全米リアルター協会が発表した7月の中古住宅販売仮契約指数は過去最低の数字となった。
価格上昇や金利の高止まりにより、潜在的な購入者が市場から遠ざかっている状況だ。
地域別でも低下が見られ、米大統領選を控えた様子見の姿勢が影響している。
[ワシントン 29日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が29日発表した7月の中古住宅販売仮契約指数は前月比5.5%低下の70.2と、2001年の統計開始以来最低となった。価格上昇と金利の高止まりにより、潜在的な購入者が市場から遠ざかっていることを示唆した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.4%上昇だった。
前年同月比では8.5%低下。地域別でも、4地域全てで低下した。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅価格の高騰や、11月の米大統領選に伴う様子見の姿勢が見られ、雇用の伸びと在庫の増加といったプラスの影響によっても相殺できなかった」と述べた。