資産5億円、冷やかし程度に働く年収500万円の40歳「都内バス運転手の正体」に絶句【FPが解説】

AI要約

総務省統計局の家計調査によると、貯蓄が4,000万円以上の世帯が12.5%存在し、一部の世帯は億を超える貯蓄を持っている。

40歳のAさんはバスの運転手で年収500万円だが、5億円もの資産を保有しており、生活するためには働かなくても十分な資産を持っている。

また、Aさんは両親から1億円の相続財産を受け取り、自身の資産運用も成功させて5億円の資産にまで増やすことができた。

資産5億円、冷やかし程度に働く年収500万円の40歳「都内バス運転手の正体」に絶句【FPが解説】

人は見た目で判断してはいけないというものの、身の回りには、見かけによらない真の富裕層がいることも……。本記事では、Aさんの事例とともに富裕層の実情を社会保険労務士法人エニシアFP代表の三藤桂子氏が解説します。※プライバシーのため、実際の相談内容と一部改変しています。

総務省統計局の家計調査によると、「貯蓄現在高階級別世帯分布(二人以上の世帯)(2022年)」の貯蓄保有世帯の中央値は1,168万円となっています。ですが、平均値は1,901万円であるのは、貯蓄の多い世帯が、平均値を押し上げているためです。貯蓄が4,000万円以上の世帯は12.5%であることから、なかには億を超える貯蓄がある人も多いことが推測されます。

40歳のAさんは都内でバスの運転手として働いています。年収は500万円とごく一般的な家庭ですが、保有資産は5億円あるそうです。

生涯賃金は大企業で定年退職まで働き、退職金を含めて、大卒の男性で約3億円となっています。Aさんは、すでに生涯賃金以上の資産を持っているため、働くことなく生活することが可能と思われます。

Aさんは、世間体を気にして働いているのですが、お金持ちゆえの悩みもあるそうで……。

Aさんは大学卒業後、定職につかず、アルバイトをしていました。しかしながら、30歳のときに両親を交通事故で亡くし、一人息子のAさんは、親の財産等を相続することになります。

そもそもAさんが、5億円の資産を保有することになったのは、両親が亡くなったことがきっかけです。相続財産(慰謝料、死亡保険金等を含む)としては、1億円相当になりました。Aさんは、相続財産で贅沢することなく、資産運用したところ、大成功します。実は、大学生のころから興味本位でアルバイト代等を資産運用していた経緯があります。両親がのこしてくれた財産であることから、大切に資産運用していこうと、さらに気合が入ったことはいうまでもありません。

Aさんは、両親の相続財産と、自身の投資の資産とで、5億円まで増やすことができたのです。Aさんは、バスの運転手でありつつ、実は投資家だったのです。