新NISAの成長投資枠って知ってる?手堅く利益を得る投資スタイルを専門家が徹底解説

AI要約

新NISAの成長投資枠について解説。非課税で投資できるNISAのメリットと、投資信託を活用した手堅い投資スタイルについて専門家が説明。

個別株については、株主優待や配当金を目的にするのは良いが、短期売買や全ての成長投資枠を株式で埋めるのは避けるべき理由について述べられている。

投資先として、成長投資枠で投資信託を取り入れるメリットについて、具体的なETFやその運用会社であるVanguardについて紹介。

新NISAの成長投資枠って知ってる?手堅く利益を得る投資スタイルを専門家が徹底解説

新NISAの成長投資枠って知ってる? 非課税で投資できるのがNISAのメリット。まだまだ便利な活用法がありました!投資信託で手堅く利益を得る投資スタイルについて専門家が解説します。

個別株は、株主優待や配当金を目的にトライするのはOKですが、短期での売却益を狙ったり、成長投資枠を全て株式でうめるのはおすすめしません(理由は下記参照)。NISAのメリットは利益が非課税なこと。つまり損失を出したら、そもそもNISAを利用する意味がありません。1銘柄で分散投資できる投資信託で手堅く利益を得る投資スタイルが〇。

●初心者には個別株がイチ推しじゃない理由

□ 値上がり益を狙って当てるのは専門家でも至難の業

□ 多くの企業にリスク分散ができない

 約30万円出しても1社の株式しか買えないことも

□ 株を売って枠が空いても、その枠を利用できるのは翌年

 手持ちの株式を売ると、購入時の株価の金額分の枠が空きますが、それを使えるのは翌年から。年間投資可能額がすぐに復活するわけではないので、要注意

つみたて投資枠と同じ銘柄の投資信託を成長投資枠でも買うことができます。積み立てでも、一括でも購入OK。「長期的には経済が伸びていくこと」を信じる人は、ある程度まとまったお金で一括投資するのもアリです。

●こんな人に!

・手堅く保守的に堅実にやりたい人

・投資期間を10年以上取れる人

ETFとは、証券取引所に上場している投資信託のこと。一般の投資信託は1日1回、基準価額が算出されますが、ETFは株式と同じように証券取引所が開いている時間内に、リアルタイムで価格が変動。価格が下がったときを狙って買えば、効率よくリターンを期待できます。

●こんな人に!

・余剰資金がある人

・投資信託以外も挑戦したい人

・投資期間があまりない人

【V】Vanguard(バンガード)

世界最大級の資産運用会社バンガード社がつくったETF。ちなみにバンガード社は、世界で初めて個人投資家向けのインデックス・ファンドを生み出した会社。

【T】Total Stock Market(トータル・ストック・マーケット)

米国株式市場全体に投資できる。

【I】Index Fund(インデックス・ファンド)

指数に連動した成果を目指す投資信託(ETF)。

バンガード社の運用資産総額は世界第2位。運用資産が多いということは、自分の資産運用を任せる投資家が多いということ。投資家からの信頼が厚いのです。同社は、低コストで優れた運用実績を上げるETFをいくつもつくっていて、VTIはその中でも特に知名度の高い商品。ちなみにVTIの正式名は「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」。

●投資先のイメージ図