手書き文書、無能上司のケア、FAX注文、朝礼、印鑑…日本でも「仕事のための仕事」がこんなにあった!

AI要約

ブルシット・ジョブがなぜ給料が高いのか、労働観との関連性、日本のブルシット・ジョブの実態を探る

日本企業におけるクソどうでもいい仕事の具体例、長時間労働を美化する風潮

1日4時間労働が実現しない理由と、社会に増える無意味な仕事の現実について分析

手書き文書、無能上司のケア、FAX注文、朝礼、印鑑…日本でも「仕事のための仕事」がこんなにあった!

「クソどうでもいい仕事(ブルシット・ジョブ)」はなぜエッセンシャル・ワークよりも給料がいいのか? その背景にはわたしたちの労働観が関係していた?ロングセラー『ブルシット・ジョブの謎』が明らかにする世界的現象の謎とは?

「なぜ『1日4時間労働』は実現しないのか…世界を覆う『クソどうでもいい仕事』という病」という記事を公開したあと、日本のブルシット・ジョブの実態が次々と寄せられてきました。一部を編集のうえで掲載します。

・打ち合わせのための打ち合わせ

・文章をひたすら手書きしたり文章をデータに起こしたりしている

・全ての書類を2人で確認しなければいけない

・何の意味もない上司のリマインドや承認待ち

・納品のためだけに作る設計書

・少数のクレーマーに合わせて同意書類が増え続け、それらに毎回印鑑を押すこと

・仕事してますアピールのエビデンス的な書類が多すぎる

・そもそも見てもらえるかどうかすらわからないプレゼン資料に何日もかける

・日本の会社に無駄な書類が多いのは、書類と印鑑が大好きだから

・手書きで発注書を書くこと、注文がFAXで来ること

・「やることないなら自分から仕事見つけて」という指示

・オフィスワークはだいたい上の顔を伺いながら仕事するフリしてるだけで本質的なことは全くしていない

・誰もチェックしないデータ集計した表を作ること

・社内向けのドキュメントなのに必要以上に整形しなければいけないこと

・西暦と和暦を併用する文書

・パソコンや新ツールに詳しくないアナログ上司へのケア

・システム監査やセキュリティ監査のチェックシート対応

・毎朝の朝礼

効率化したように見える日本の会社でもブルシット・ジョブがこれほどあります。

長時間労働を問題ではなく「休日出勤」アピールや「たくさん働いた」マウントの道具にする人もいて、「社畜」という言葉にも見られるように日本企業ならではの病がありそうです。

みなさんの会社や周囲では、どのような「クソどうでもいい仕事」現象が起きているでしょうか。ぜひ発信していただければと思います。

つづく「なぜ「1日4時間労働」は実現しないのか…世界を覆う「クソどうでもいい仕事」という病」では、自分が意味のない仕事をやっていることに気づき、苦しんでいるが、社会ではムダで無意味な仕事が増殖している実態について深く分析する。