野党、マドゥロ氏に政権移譲迫る 大統領選1カ月で抗議デモ ベネズエラ

AI要約

南米ベネズエラで大統領選から1カ月がたった28日、野党陣営が勝利を奪われたと主張し抗議デモを展開。国際的な批判も高まる中、マドゥロ大統領に政権移譲を迫る動きが広がっている。

首都カラカスでは野党指導者マチャド氏が姿を現し、マドゥロ氏らの屈服を訴える。一方、野党統一候補のゴンサレス氏はツイッターで勝利宣言を行い、平和裏な移行を呼びかけている。

 【サンパウロ時事】南米ベネズエラで大統領選から1カ月がたった28日、勝利を奪われたと訴える野党陣営が各地で抗議デモを展開し、3選を果たしたと主張する強権的なマドゥロ大統領に政権移譲を迫った。

 選挙を巡っては、透明性を欠いたとして国際的な批判が高まっている。

 首都カラカスには、身柄拘束を警戒して潜伏していた野党指導者マチャド氏が姿を見せた。マイクを手に「(マドゥロ氏らを)屈服させる。それは人々の意志を尊重することを意味する」と熱弁を振るった。

 野党統一候補のゴンサレス氏はX(旧ツイッター)に「ベネズエラの人々が圧勝した」と投稿。「真実が勝つ。平和裏に秩序ある移行を達成しよう」と呼び掛けた。