「イトーヨーカ堂」が茨城から“完全撤退”…利用者は「私生活に大きな支障」 業績不振の33店舗を閉め経営再建目指す

AI要約

イトーヨーカ堂が全国で相次いで閉店を発表し、茨城県からの完全撤退も決定した。

利用客や元スタッフからは閉店に対する悲しみや思い入れが語られている。

セブン&アイは事業構造の変革を目指し、一部店舗の閉鎖を発表した。

「イトーヨーカ堂」が茨城から“完全撤退”…利用者は「私生活に大きな支障」 業績不振の33店舗を閉め経営再建目指す

全国で閉店が相次いでいるイトーヨーカ堂。

28日、新たに埼玉県の西川口店など計5店舗を2025年2月までに閉店させると発表。茨城県唯一の竜ケ崎店を閉店し、茨城から完全撤退することになった。

駐車場を見てみると車がずらっと並んでいて、ほぼ満車状態。

かなりにぎわっていて大盛況にみえるが…茨城県からイトーヨーカ堂が姿を消すことについて利用客は…、

60代:えーどうしよう…

50代:ココ最後だったので、茨城が。いずれはと思ったんですけど、残念かなとは思います。

竜ヶ崎店がオープンしたのは、25年前の1999年3月。

当時の広告を見てみると、地域最大の駐車場や53もある専門店などを大々的にアピールしていた。

当時、オープニングスタッフとして竜ケ崎店の開店に携わった男性は…

オープニングに携わった元スタッフ:

オープンの前から関わっていましたので、非常に強い思い入れがありましたので、閉まるっていうのは非常にさみしいなっていうところですね。

スタッフの研修なども行っていたという男性。オープン当時の様子を振り返る。

オープニングに携わった元スタッフ:

開店前から地元のお客さんから非常に期待されていたっていう形ではあるので、人気のおもちゃの販売の時っていうのは、非常に多くのお客さんが前日から並ばれたりとか。

親子が見せてくれたのはフードコート内で食べる様子。大好きなラーメンとの別れに思わず涙がポロリ。

娘:えーんえーん…。

母:悲しいですね、やっぱり。小さい頃から通っているので突然のことで多分動揺している。

そして2日に1回、利用するという大学生が見せてくれたのは、生活に欠かせない食料品売り場の様子。

2日に1回利用する大学生:

ここら辺のスーパーといったら唯一って感じで、品揃えも多いのでほんと助かってますね。だいぶ私生活に支障があるかなって思います。

8月18日に42年の歴史に幕を閉じた、横浜市の「イトーヨーカドー綱島店」。

その閉店セレモニーには、広場を埋め尽くす大勢の人たちが集まった。

「ありがとう」「ありがとう!!」

相次ぐ閉店の背景にあるのは、事業構造の変革。

セブン&アイは2023年3月、業績不振が続くイトーヨーカ堂の33店舗を閉店すると発表。

構造改革後は、90店舗規模で営業を継続。経営の再建を目指す。

(「イット!」 8月28日放送より)