〔米株式〕NYダウ反落、354ドル安=ナスダックも安い(28日午後2時20分)

AI要約

ニューヨーク株式市場は、エヌビディアの決算待ちで様子見気分が強い中、ハイテクや小売り関連株が売られて反落している。

エヌビディアの四半期決算発表を控え、ダウ工業株30種平均は不安定な展開を見せ、エヌビディアの影響がハイテク銘柄全体に波及する可能性が警戒されている。

スポーツ用品小売り大手のナイキが株価下落によりダウ平均を下押しし、小売銘柄全般に影響が広がっている。

 【ニューヨーク時事】28日午後のニューヨーク株式相場は、米半導体大手エヌビディアの決算待ちで様子見気分が強い中、ハイテクや小売り関連株を中心に売られ、反落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午後1時20分現在、前日終値比354.03ドル安の4万0896.47ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は275.95ポイント安の1万7478.87。

 投資家が注目するエヌビディアの四半期決算発表をこの日引け後に控え、神経質なムードが広がる中、ダウは不安定な相場展開となり、一時100ドル高となった後、流れが反転し400ドル余り下落した。人工知能(AI)ブームをけん引するエヌビディアの決算について市場の期待は高く、仮に市場予想を下回れば影響がハイテク銘柄全体へ波及するとの警戒感が強い。エヌビディアは一時4%超下落した。

 このほか、スポーツ用品小売り大手のナイキが3.6%安となり、ダウ平均を下押し。同業のフットロッカーやカジュアル衣料品大手アバクロンビー・アンド・フィッチの株価が、堅調な四半期決算にもかかわらず急落していることが小売銘柄全般に響いているもよう。