従業員の不満投稿が多い“ブラック”企業ランキング2024上半期【不動産・建設ワースト5】2位大林組、1位は?

AI要約

不動産・建設業界の主要企業を対象にしたブラック企業ランキングが2024年1~6月の半年間で作成され、ネガティブな口コミが多かった企業が明らかになった。

1位は住友不動産で、主な不満は残業の多さや休日の取りにくさなどの働き方に関するものだった。

ランキング上位企業の具体的な社名や投稿内容が紹介され、不満の声が明らかになっている。

従業員の不満投稿が多い“ブラック”企業ランキング2024上半期【不動産・建設ワースト5】2位大林組、1位は?

 インターネット上には勤務先の給料や待遇などの不満があふれている。そこでダイヤモンド編集部は、不動産・建設業界の主要企業を対象とし、企業の与信管理を支援するベンチャーが集めた大量の口コミデータなどを基に、2024年1~6月の半年間で働き方に関する従業員の不満が多い“ブラック”企業ランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 松本裕樹)

● ネガティブ投稿を収集し ランキングを作成

 ダイヤモンド編集部は、不動産・建設業界の主要企業を対象とし、企業向けに与信管理サービスを提供するベンチャー企業、アラームボックス(東京・新宿区)のデータを基に、ネガティブな口コミを多く集めた企業のランキングを作成した。

 期間は2024年1月から6月までの半年間。対象企業は119社でネガティブ情報は269件。1社当たりの平均は約2.2件だったが、ランキング上位に名を連ねた企業は平均をはるかに上回るネガティブ投稿を集めた。

 次ページからは、ランキング上位の具体的な社名と投稿数とともに、具体的な投稿内容も明らかにする。

 さっそくランキングを見てみよう。

● 1位は住友不動産販売 目立つ働き方への不満

 2024年1~6月に投稿数が最も多かったのは住友不動産で、投稿件数は12件に達した。

 なお、グループの子会社で不動産仲介事業などを行っている住友不動産販売も口コミ投稿数は6件あった。両社を合計すれば18件に上り、2位以下を大きく引き離す数値となっている。

 住友不動産に関する投稿では、働き方に関する不満が目立った。

 主な投稿内容は下記の通りだ。

 「昭和気質。出張時は残業の概念がなくなり、ホテルで深夜まで仕事をすることもある」

「休日であっても、早い時は朝7時台、遅い時は夜は11時台に、社内の人間から電話がある」

「高収入を得るにはそれなりの対価も必要なことを認識しておくべき」

「人材の流出が著しい。若手が集まると転職の話しか出てこない」

「日曜日でもほぼ休めない」

「男尊女卑」