訪日客消費、1~7月で昨年超え 百貨店の免税売上高

AI要約

百貨店でのインバウンド(訪日客)の消費額が過去最高を更新し、1~7月の免税売上高は3978億円で昨年を上回った。

7月の免税売上高は前年比2倍の633億円で、高額商品や化粧品の売れ行きが好調だった。アジアからの訪日客が増えた。

また、7月の全国百貨店売上高も5.5%増の5011億円で、訪日客が売上をけん引した。

 百貨店でのインバウンド(訪日客)の消費額を示す免税売上高が1~7月に計3978億円に達し、昨年1年間の累計である3484億円を超えて年間の過去最高額を早くも塗り替えた。日本百貨店協会が23日発表した。協会の担当者は「10月には中国の国慶節(建国記念日)の休みも控えており、今後も伸びが期待できる」と話した。

 7月単月の免税売上高は前年同月比約2倍の633億円だった。宝飾品などの高額商品や化粧品が売れた。中国本土や韓国などアジアからの客が多かったという。

 7月の全国百貨店売上高(既存店ベース)も訪日客がけん引し、5.5%増の5011億円だった。