7月全国百貨店売上高は前年比5.5%増、29カ月連続プラス

AI要約

日本の全国百貨店売上高が、円安を背景にインバウンド需要の影響で前年比5.5%増の5011億円となり、29か月ぶりにプラス成長となった。

売上高のうち、インバウンド需要が強く、過去3番目に高い水準の633億円を記録。1月から7月の累計売上は、過去最高だった2023年の年間売上をすでに上回っている。

商品別の売上を見ると、革小物や時計、美術・宝飾、化粧品などが伸び、季節商材も好調だった。東京地区も前年比8.3%増となり、35か月連続でプラス成長を記録している。

7月全国百貨店売上高は前年比5.5%増、29カ月連続プラス

[東京 23日 ロイター] - 日本百貨店協会が23日発表した7月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比5.5%増の5011億円と、29か月連続でプラスになった。

円安を背景にインバウンドが引き続き好調で、売上高は633億円と、調査開始以来3番目に高い水準となった。1月から7月までの累計では3978億円と、過去最高だった2023年の年間売上(3484億円)をすでに上回っている。

商品別にみると、ラグジュアリーブランドを中心としたバッグや財布などの革小物、時計、美術・宝飾、化粧品などがけん引した。また、天候要因からUV対策アイテムをはじめ季節商材の販売も活況だった。

調査対象の百貨店は71社・177店舗。東京地区は前年比8.3%増と、35カ月連続プラスとなった。