時短、ミニサイズ… 25年野菜果実トレンド バイヤーが予想

AI要約

オイシックス・ラ・大地は、2025年の野菜と果実のトレンド予想を発表しました。主菜に使える野菜や冷蔵庫のスペースを取らないミニサイズの野菜が注目されています。

トレンドには「タイパベジ」や「スぺパベジ」などがあり、食事の主役になる野菜や使いやすいサイズの野菜が重視されています。

さらに、極生ベジやきくベジ、ジャパントロピカルなど、新しい野菜や果実の需要が高まっている傾向も見られます。

時短、ミニサイズ… 25年野菜果実トレンド バイヤーが予想

 オイシックス・ラ・大地(東京都品川区)は21日、2025年に注目される野菜と果実のトレンド予想を発表した。主菜に使え、献立を決める時間が短縮できる野菜や、冷蔵庫のスペースを取らないミニサイズの野菜などが挙がった。

 今回のトレンド予想は、同社が展開する食品の宅配サービス・Oisix(オイシックス)の商品レビューから読み取れる消費者ニーズなどを基に、同社の青果バイヤーが選出。五つのトレンド動向と具体的な品目を発表した。

 一つ目のトレンドは「タイパベジ」。食べごたえがあり、食事の中で主役が張れる野菜で、冷蔵庫にあれば献立を考える時間が短縮できることから、近年高まるタイパ(タイムパフォーマンス、時間対効果)志向に対応する。同社では、「サーロインなす」や「ステーキれんこん」のように、主菜として使うイメージができる名前で販売する。

 一般的な品種よりも小さなサイズで、冷蔵庫のスペースを取らない「スぺパベジ」にも注目が集まる。鮮度良く使い切れて、切り口からの傷みや野菜室から取り出すのが面倒などのストレスがないことで「人気は年々高まっている」(同社)という。

 その他野菜では、加熱調理が前提だったズッキーニやブロッコリーなどを生食で楽しむ「極生ベジ」、健康志向の高まりで消費が伸びるビーツなどの高栄養野菜「きくベジ」が挙がった。果実では、温暖化によって生産が広がる島バナナなど国産の南国果実「ジャパントロピカル」の存在感が増していくとみる。